【宇部】はなっこりーが出荷最盛期に
2020.03.02
JA山口県宇部統括本部管内の吉部はなっこりー組合は、出荷作業に追われています。今シーズンは約60㌃で栽培し、4月までに3㌧の生産を目標に適正管理を徹底する予定です。
「はなっこりー」は、山口県がブロッコリーと中国野菜のサイシンをかけ合せて作った山口県オリジナル野菜。「E2型」導入による出荷期間の延長などにも取り組み、他産地の注目を浴びています。
同組合は、組合員8人。2012年より同組合の組合長を務め、吉部ピーマン組合の組合長でもある、重本博実組合長(70)は農業を始めて10年目。以前は、神戸でサラリーマンとして働き、定年退職を機に地元へ戻ってきました。今の時期は20㌃で「ME型」「L型」を栽培しており、4月頃までの出荷を予定としています。
宇部統括本部が取り組んでいる食農教育「ちゃぐりん学級」での田植え・稲刈り体験の引き受けや、アーモンドなど珍しい果実栽培に取り組み、地域の注目をあびている重本組合長。自然豊かなこの地域で、農業や農産物を知ってもらい地域活性をと思いは膨らんでいます。
※「E2型」・・・9月頃~11月頃に収穫(早生)
「ME型」・・・12月頃~2月頃に収穫(中早生)
「L型」・・・3月頃~4月頃に収穫(晩生)

収穫をする重本組合長