山口県の農業

いとこ煮(萩風)

画像:いとこ煮(萩風)

いとこ煮は、全国各地に独自の味がある、郷土料理です。名前の由来は、具材を追い追い(甥甥)入れていくから。また、畑の野菜を使うので「親戚のようなもの」だから、とも言われています。山口県内でも地域によって様々な作り方がありますが、萩地域では汁物スタイルが根付いています。小豆と聞くと、甘いような気がしますが、昆布だしの効いた塩味のすまし汁です。

材料

小豆 100g(水煮缶でもOK)
だし昆布 10㎝×3㎝ぐらい1枚(なければ粉末昆布だしでOK)
薄口醤油、砂糖、塩 少々
干ししいたけ 3~4枚
かまぼこ 適量
しらたま 適量

作り方

  1. 1. 小豆を茹でます

    • 一晩水につけた小豆をたっぷりの水で火にかけ、沸騰したらゆで汁を捨てます(茹でこぼし)。これでアク抜きができます。もう一度茹でこぼします。
    • 小豆がかぶるくらい水を加え、柔らかくなるまで1時間ぐらい茹でます。豆の皮が破れないように弱~中火で茹でます。
  2. 2. 白玉団子を作ります

    • 白玉粉に水を少しずつ加えながら練ります。耳たぶくらいの柔らかさになったら一口大に丸めて、沸騰した湯で茹でます。お祝いの時は、生地の半分に食紅を混ぜて紅白にすることもできます。
  3. 3. しいたけを煮ます

    • しいたけは水で戻し、絞って細切りにします。
    • 漉した戻し汁と昆布だし汁合わせて500mlぐらいを火にかけ、薄口醤油、砂糖、塩で味を整えます。しいたけを入れて煮ます。
  4. 4. 茹でた小豆を3に加えて冷やします

    • 器に盛り、薄く切ったかまぼこと白玉を飾ります。