地域情報 下関統括本部

【下関】「菊川の糸」生地のしまり良し

2022.02.09

下関市菊川町の特産手延べそうめん「菊川の糸」の生産が最盛期を迎えました。午前3時から小麦粉をこね、1日かけて、糸のように細く延ばし、約2㍍のすだれ状にして乾燥。長さ19㌢に切って50㌘の束にし、倉庫で1年間熟成させてから出荷します。

そうめんは添加物を使わず、こしが強く、喉越しの良さが特徴。夏はつけめん、冬はにゅうめんに合う、年間を通して味わえる逸品で、菊川町手延素麺組合の3戸が生産を担っています。寒い時期にしか作れない極細麺は、2月末までピークが続きます。

コロナ禍でイベントがなくなり、売り上げは落ち込みましたが、品質向上の機会と捉え、冬場の時期にだけ作ることでより良いものを生産する他、後継者の育成にも力を入れていく考えです。

組合長の加島薫さんは「寒さが安定しているので、生地がしまり、いいものができている。出荷を楽しみにしてほしい」と自信を見せます。

熟練の箸使いで、そうめんを分けていく


お知らせ一覧に戻る