JA山口県とは
組合長挨拶

皆さまには、益々ご清栄のこととお慶び申し上げます。平素はJA事業に格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。
農業やJA山口県を取り巻く環境は、コロナ禍による需給バランスの変化やロシアのウクライナ侵攻による肥料を始め燃油・飼料・穀物の高騰など、「農業やくらし」・経済や事業運営に大きな影響を及ぼしております。
特に、令和3年度は米価の大幅な引き下げの中、令和2年産米の不作による他県産米の流入等から販売事業への影響は大きなものとなりました。
また、政府の進める農協改革は、准組合員利用規制など5年後見直し条項について一応の決着を見たものの、規制改革会議の答申では、自己改革は引き続き、農林水産省の指導・監督の下、順次措置を行い自己改革の着実な推進により具体的な成果につなげていく事を求めています。
さらに、農林水産省は農業協同組合への監督指針を改正し「自己改革実践サイクル(工程表)の構築」と「早期警戒制度の導入」を織り込んだ行政の監督手法となり、中長期的な視点での「持続可能な収益性と将来にわたる健全性確保」の態勢整備を位置づけました。
このような背景を踏まえ、金融事業の大幅な減収が見込まれる中、中長期的視点から全事業を対象に成長戦略と効率化戦略を両輪として、全体最適化に向けた行動計画を具体化し、その着実な実践と成果が必要不可欠であると考えています。
令和4年度においては、新たに策定した「第2次中期経営3カ年事業計画」や「第4年度事業計画」については「経営改革実践プラン」「自己改革実践サイクルの工程表」を盛込んでいます。次代にわたり山口県の農業者と地域にくらす人々のしあわせづくりを実現するために、組合員・利用者をはじめ地域住民の皆さまとの対話を通じて役職員一丸となり取り組んでまいりたいと考えております。
皆さまのより一層のご理解・ご協力を賜りますようお願い申し上げます。
令和4年7月