【下関】「吉田のサトイモ」の出荷が始まりました
2019.10.29
下関市吉田で、特産のサトイモの出荷が始まりました。JA山口県下関吉田園芸組合さといも部会は10月23日、吉田集出荷場で初出荷式を開催。持ち込まれた260㌔を新下関市場に向けて送り出しました。
今年は台風で一部圃場(ほじょう)で倒伏がありましたが、玉太りは良く、平年並みの出来。12戸が1.2㌶で栽培し、4月まで15㌧を出荷する見込みです。うち500㌔は市内の小中学校の地場産給食として使われ、2017年と比べて約2倍拡大。地元食材として定着が進んでいます。
「吉田のサトイモ」は粘り気があり、煮崩れしにくく、柔らかでうま味があるのが特徴。収穫後、水を使わずに調製するため、見た目が良いと評判です。同部会ではより粘り気の強い早生品種と、ほくほくした食感の中生品種を栽培しています。早生品種は現在8㌃にとどまっているため、来年は30㌃まで拡大すべく、今年は種いもの確保を重点的に進め、出荷量、出荷期間の拡大を図ります。
田中秀雄部会長(78)は「『吉田のサトイモ』は地元で選抜した種いもを使った特産品。ふっくら育ったおいしいサトイモを味わってほしい」とPRしました。

「吉田のサトイモ」の出荷が始まりました

きれいなサトイモに仕上がりました