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「ゆめほっぺ」いざ出番、コロナに負けるな!

2020.03.12

JA山口県周防大島統括本部は11日、周防大島町のJA選果場で県オリジナル柑橘「ゆめほっぺ(品種「せとみ」)」の出荷を始めました。13日の一斉販売スタートに向け、11日、12日の2日間で38㌧を出荷します。新型コロナウイルスの影響で出発式などが中止になりましたが、「ゆめほっぺ」の初出荷で町全体のムードは一気に明るくなりました。

出荷量は昨年を上回る見込みの「ゆめほっぺ」

「せとみ」は県が「清見」と「吉浦ポンカン」を掛け合わせて育成した県オリジナル品種。薄皮が口に残らないミカンのような柑橘で、濃厚な甘みと独特の食感を楽しめるのが特徴です。このうち、糖度13.5度以上、酸度1.35%以下の厳選した果実を県ブランド「ゆめほっぺ」として販売します。今年は寒波がなく、早もぎをしないため糖度が高く、酸味とのバランスも良い、品質の高い果実に仕上がっています。

一度食べたらやみつきになる「ゆめほっぺ」

同統括本部管内の同町は県内最大産地。県内62㌶のうち、約400戸が53㌶管内で「せとみ」を栽培しています。19年産は適期収穫で、11日の平均糖度は13.7度と高糖度で、酸度は1.01%でした。

18年産は「ゆめほっぺ」の出荷が荷受量の54%でしたが、袋掛けの徹底、一斉収穫、冷蔵施設の有効活用でブランド率を高め、19年産は約250㌧出荷する「せとみ」のうち約60%が「ゆめほっぺ」の基準を満たす見込みです。

初選果から4月上旬までの約1カ月間、県内や東京、長野、福岡の市場に出荷します。販売額は4年続けて1億円を突破していますが、19年産は過去最高の1億4000万円を目指します。

13日から一斉販売がスタート

新型コロナウイルスを警戒して試食や園児を招待する出発式は中止となりましたが、同統括本部の奥川与志人統括副本部長は「消費が落ち込むのではと言われたが、『ゆめほっぺ』は県内外でも知名度が高く、注文も数多くきています。過去最高だった18年の1億2300万円を超え、コロナの話題を吹き飛ばし、町を明るくさせたいですね」と意気込みました。

過去最高超えに自信を見せる奥川統括副本部長


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