地域情報 萩統括本部

【萩】献穀米のお田植式で豊作祈願

2020.05.25

秋の宮中行事「新嘗祭」に献上する米のお田植式が5月21日、萩市上小川東分の水田で執り行われました。新型コロナウィルス感染防止のため、萩市やJA関係者など参加者はマスク着用で式に臨みました。
新嘗祭は、天皇陛下が全国各地の新穀を神々に供え、五穀豊穣を祈り収穫に感謝する歴史的・伝統的な行事です。

斎田清秡(さいでんせいばつ)の儀


あいさつする奉耕者の橋本さん


神事の後、奉耕者の橋本忠男さん(77)や伝統的なかすりの衣装を身に着けた早乙女姿の地元中学生が18アールの水田に入り、地元住民が見守る中、コシヒカリの苗を1本ずつ丁寧に手で植え付けました。

一本ずつ丁寧に植え付けました


今回、奉耕者に選ばれた橋本忠男さんは、2013年7月に発生した集中豪雨災害の復旧復興に尽力し、地元「農事組合法人日の出」代表理事、「萩アグリ株式会社」取締役専務を務め、農業振興や後継者育成に多大な貢献をされています。橋本さんは「農家として非常に光栄でこの上ない喜び。秋まで一生懸命栽培に努め、立派なお米を献上したい」と話しました。
献穀米は9月上旬に収穫され、11月23日の新嘗祭で宮中に献上されます。

豊作を祈願しました


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