【下関】山田錦圃場、酒造会社と初めての全体巡回
2020.08.11
下関市豊浦町の山田錦生産部会は8月3日、酒造好適米「山田錦」圃場の初めての全体巡回を行い、生育を確かめました。生産者、下関酒造、JA、農林事務所の7人が参加。契約酒造会社との連携を深めると共に、今後の管理を学び、高品質な米作りに努めます。
部会は2015年、地元の米と水で地酒を造る「下関地酒プロジェクト」を機に発足。5戸が約6㌶で山田錦を生産しています。タンパク含量を下げ、品質向上を目指し、このたび初めての全体巡回に至りました。
参加者は幼穂の長さを見て、穂肥施用の目安を確認。トビイロウンカに注意するよう呼び掛けました。生産者の永冨隆さん(63)は「株の見方を詳しく教わり、とても勉強になった」、生育の途中経過を初めて見て学んだ下関酒造常務の内田喬智さん(31)は「病害虫など予測の難しいものに対応しながら米を作っていると強く感じた。気を引き締めて、コロナ禍に負けずにサービスを充実させていく」と話しました。