「すてない、もらわない、のこさない」を実践、男性が使いやすい細部にこだわったエコバック作製
2020.10.23
JA山口県女性部は10月21日、山口市で同JAの金子光夫組合長、弘中義久副組合長に手製のエコバックを贈りました。県女性部の統一活動「台所からできる3ない運動」の一環で、エコバック製作委員会を立ち上げ、男性に使ってもらえるように青壮年部への調査をもとに製作。26日には青壮年部役員にも贈呈します。今後も女性部で製作し、JAの男性職員などに配布して、男性のエコバック使用を呼び掛けていきます。
運動は、昨年4月に誕生した同女性部の統一活動として始めました。食材や食べ物を「すてない、もらわない、のこさない」と食品ロスの削減を実践。環境問題にも配慮し、不要なプラスチックやビニール袋はもらわないことに取り組んでいます。また7月からのレジ袋が有料化されたことを受けて独自調査したところ、女性のエコバックの使用率が8割以上に対し、男性は未だに有料でもレジ袋をもらっている方が多いことが判明。このため女性部では「男性の使用率アップ!」を合言葉に7月に製作委員会を立ち上げました。
委員会では、青壮年部と連携して部員に「大きさ・色・柄・生地」など細部にわたって調査。「畳んだ時にポケットサイズが良い」「弁当が横にならないように底が広いものが良い」などの多くの意見を反映させて55個を製作しました。
贈呈式では、笠田幸美女性部長らが金子組合長にエコバック作りの苦労したところの説明を交えながら手渡しました。金子組合長は「直売所で販売しても良いくらいの出来栄えで、今日の帰りに早速使ってみたい。このような女性部活動は事業を進めていくうえでも参考になる。」とお礼を述べました。笠田部長は「ゴミを減らすためには、皆の小さな積み重ねが大きな力になる。使い捨てのライフスタイルを見直し、一人一人がゴミの減量行動を実践して欲しい。」と話しました。