【防府とくぢ】「徳地やまのいも」GI登録
2020.11.30
防府とくぢ統括本部管内、山口市徳地地区の特産「徳地やまのいも」が11月18日、農水省の地理的表示保護制度(GI)に登録されました。2019年3月に申請を行い100件目として登録されました。
「徳地やまのいも」は山口市徳地地区の佐波川流域で古くから生産されており、江戸時代後期から栽培されていた記録も残る伝統野菜です。野球のグローブのような形や拳のような形で、すりおろせば非常に粘りが強く、消化にもよくスタミナ食として重宝されてきました。
徳地やまのいも生産組合は現在23人が生産に取り組み今年度は昨年の1.2倍である4.8㌧の出荷を目指しています。登録を受け同生産組合代表の伊藤三枝子さんは「待ちわびた登録で大変嬉しく思います。今度は生産者が頑張って全国から「やまのいもといえば徳地」と言われるように生産に励んでいきたいです。」と話されました。
販売は地元の特産物販売所「南大門」やふるさと納税などで贈答用として販売され、今年からは防府市の同JA直売所とれたて満菜でも袋物(1㌔)の本格販売が始まります。今後は県外への販売や生食用に加えて、むきイモやすりイモのチューブなどの加工品の周年販売を目指したいとしています。すでに反響は大きく「南大門」に注文の問い合わせが急増しています。来年3月頃まで出荷を予定しています。