【下関】甘〜い「ひとめぼれ」、出荷開始
2021.01.19
下関市で1月13日、特産「下関越冬甘熟みかんひとめぼれ」の出荷が始まりました。下関柑橘組合は同市の下関柑橘(かんきつ)選果場で梱包作業を行い、首都圏と県内市場に1月末まで8㌧を送り出します。昨年6、7月の多雨で糖度が心配されましたが、梅雨明けの好天で高品質に仕上がりました。
「ひとめぼれ」は通常より1カ月遅く収穫し、樹上で完熟させた早生・中生温州ミカン。滑らかな口当たりと、糖度12以上の濃厚な甘味が評価されます。今年栽培するのは、同組合の8戸。厳冬期に果実に袋をかけ、寒さと鳥獣被害を防ぎ、出荷時は傷の有無や形を確かめながら手作業で1玉ずつ袋に包むなど、手間をかけて生産しています。
組合長の安成英生さんは「糖度が高く、甘いひとめぼれができた」と自信を見せます。