【下関】アスパラガス選別機新しく、作業効率化へ
2021.03.10
下関アスパラ部会は2月24日、下関市のJA山口県王喜支所野菜集出荷場で、アスパラガスの自動受入・選別機をテスト稼動しました。メーカーの説明を聞き、投入から振り分けまで一連の作業を確認。拡大する出荷量に対応するため、先進のソリューションシステムを活用した選別機をもって作業効率化を目指します。
きっかけは、出荷量の増加です。2004年度には31㌧でしたが、面積拡大と部会員増に伴って年々増え、19年度は過去最高53㌧を記録。
選果場の人員と作業量がかみ合わないため、最大1分500本を処理できる、イシダの「AU-50XG」を県内で初導入しました。X線検査画像分析で質量を推定、CCDカラーカメラで穂先形状と色彩を見て等級分けする他、コンピュータで荷受けするため、集計の省力化も図れます。
21年産は20戸が3.8㌶で栽培し、販売金額6000万円、出荷量60㌧を目指します。例年並みの生育で、10月末まで県内中心に出荷予定です。
部会長の異儀田厚実さんは「機械を活用し、安全・安心をモットーに大きな産地を目指す」と意気込みます。