【下関】「南津海」初選果
2021.04.28
下関柑橘組合は4月22日、下関柑橘選果場で初夏のかんきつ「南津海(なつみ)」の選果を始めました。15戸が1.6㌶で栽培し、5月中旬まで県内へ15㌧の出荷を見込みます。2021年産は寒波で露地栽培の果実がす上がり被害を受け、全体収量が半分に落ち込みましたが、高糖度と、ほど良い酸味で、良い品質に仕上がっています。
「南津海」は「カラマンダリン」と「吉浦ポンカン」を交配させた晩生品種。濃いオレンジ色の果皮と爽やかな甘味を持ち、外皮はむきやすく薄皮ごと食べられます。
同組合は、ほとんど種のない「南津海シードレス」の取り組みを始めて5年目。主にハウスで栽培するため、寒害の影響は少なく、15㌧のうち10㌧を出荷します。
安成英生組合長は「冷やして食べるとより美味しく味わえる」とPRしました。