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【周南】農事組合法人21世紀フラワーファーム、次代に受け継ぐ経営

2022.04.06

農事組合法人21世紀フラワーファームは、下松市来巻の山間にある1.2ヘクタールの圃場で、花き、野菜、果樹など多品目を栽培します。代表理事の藤田シゲ子さんと娘の善江さんが親子で経営し、「地域の消費者へ新鮮な農産物をお届けする」という農園コンセプトのもと、土づくりから化学肥料や化学農薬を一切使わない環境に配慮した生産に、約10年前から取り組んでいます。
春先は10種類のユリ、金魚草、スターチスを中心に花きの栽培管理を続けます。またエコやまぐち農産物認証(エコ100)のあるブルーベリー、レモンの他、2019年から地域の特産にと栽培を始めた青パパイアなど約40品目を栽培します。青パパイアを原料にジャム・ドレッシング・茶・酢など豊富な加工品も販売し、6次産業化に繋げています。
同ファームは地元の直売所、JA山口県「菜さい来んさい!下松店」に出荷し、彩りある花や安全安心な農産物で、地域の健康と元気を応援します。同店出荷時に笑顔で利用者と交流する善江さんは、「消費者からの温かい声が励みとなる。母が築いてきた技術と生産への愛情を、大切に受け継ぎ守り伝えたい」と意気込みを話しました。コロナ禍以前、農園で地域住民を対象に開いていた夏の「ブルーベリー摘み取り体験」も、今年開催できれば嬉しいと期待します。

スターチスを摘み取る、藤田シゲ子さん(左)と善江さん(右)


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