【周南】観光農園の魅力を次代へつなぐ 山本ぶどう梨園
2022.08.31
周南市北部の山間にある山本ぶどう梨園では、8月上旬、ハウスのブドウ棚に袋掛けされたピオーネの収穫時期を迎えています。須金フルーツランドの名称で親しまれる農園の1つとして、山本誠治さん(43)は2020年1月から園主としてブドウ畑280㌃とナシ畑50㌃を経営します。
ブドウの栽培は、全体の約8割となる主力のピオーネを中心にシャインマスカットなど数種類です。黄緑色に輝く大きな果粒で皮ごと食べるシャインマスカットは、幅広い年代のファンが着実に増えている人気の品種です。利用者への感謝を胸に、ブドウの魅力を発信しながら、新たなファンづくりに向け精力的に栽培に取り組んでいます。須金フルーツランドの観光部長も務める山本さんは、「自然あふれる農園で『ぶどう狩り』を満喫し、コロナ禍でも屋外で安心して楽しい時間を過ごしてほしい」と笑顔で話しました。
須金フルーツランドは、14戸の農園が加盟する「須金ぶどう梨生産組合(福田陽一組合長)」が中心となり運営します。土作りから化学肥料・農薬の使用の低減を一体的に行う環境保全型農業で、エコ山口農産物認証制度に認定されます。須金フルーツランドの農園に関する問い合わせは、案内所「ふれあいプラザ須金」
TEL:0834-86-2000」まで。

出荷用のピオーネの収穫と観光農園の準備に汗を流す山本さん