地域情報 宇部統括本部

【宇部】69年の伝統を守る「万倉なす」出荷開始

2023.07.18

宇部市万倉の万倉茄子組合は6月下旬、宇部市のJA山口県万倉集出荷場で万倉なす(品種:大成)の出荷を開始し、目合わせ会を開きました。会には、組合員とJA、美祢農林水産事務所が参加し、規格と調整方法の確認、管理方法や病害虫対策等について話し合いました。
同組合では新たにコンパニオンプランツでニラを混植することを試験的に始めました。ナスとニラとの相性は抜群で、ニラの根の表面に繁殖する拮抗菌が萎縮病や青枯れ病などの土壌病害を防ぐ効果があるため今年から取り組んでいます。また、圃場準備を例年より早く始めたことで地温がとれ、株間も90cmから120cmに広げたため、例年の同時期より樹勢が良く、作況も期待でき12トンの出荷を目指しています。
西村隆之組合長は「先代から引き継いだ宇部市のブランド万倉なすの伝統を守るため、これからも試行錯誤を繰り返しながら頑張っていく。皮が薄く実が柔らかいのが特徴である万倉なすをぜひ味わってもらいたい」と意気込みました。

ナスの規格調整について話し合う組合員


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