【宇部】災害にも負けず、阿知須くりまさる出荷開始
2023.07.24
JA山口県宇部統括本部の阿知須カボチャ生産組合は7月14日、特産の「阿知須くりまさる」の出荷式を行いました。
阿知須くりまさるは、同生産組合が栽培方法を確立し、厳正な規格や糖度の基準を満たしたものを「阿知須くりまさる」として出荷しています。栗のようなほくほくとした食感で甘みも強く、糖度は13度以上!肉厚で荷崩れしにくいと市場や消費者から人気があります。
今年は例年通りの植え付けの後、気温の影響や害虫の繁殖、梅雨入りが早かったための着花の遅れや日照不足等で状況が悪かったが、34人の組合員が3.2ヘクタールの圃場で35トンの出荷を目指していました。6月の豪雨で被害が続出し、圃場全体が浸水して収穫できない組合員もいる状況で、出荷量は20トンに減少する見込みです。しかし味は上々で阿知須くりまさるのブランドに恥じないカボチャの出荷となりました。7月15日には、JA直売所「新鮮館阿知須店」や「道の駅きららあじす」で組合員やJA職員が対面販売を行い、消費者との交流しました。
同組合の松﨑繁秋組合長は「阿知須くりまさるの30年の歴史を守り、生産者一同頑張っていきたい」と意欲を見せました。

出荷用阿知須くりまさるをチェックする松崎組合長