【萩】「長門ゆずきち」ロス削減、加工へ4トン
2023.11.17
JA山口県萩統括本部の田万川・長門ユズキチの会は、今年産から加工用「長門ゆずきち」の出荷を本格的に始めました。
「長門ゆずきち」はカボスやスダチの仲間で爽やかな香りと酸味が特徴の香産柑橘です。8月~9月末まで生果を出荷していますが、それ以降は近隣の道の駅等へ加工用として少量出荷する以外、ほとんどを廃棄していました。
そうしたロスをなくそうと、今年産から萩市内の加工業者へ出荷することを決めました。同会の清水吉次会長は「これまで廃棄していた果実が加工用として出荷できるようになって嬉しい」と話します。各園地の収穫作業には会員が協力して手間がえとなり収量アップを図ります。JA担当者も「少しでも農家所得の向上につながれば」と意気込み、約4トンの出荷を計画しています。