【萩】「山口あぶトマト」出荷本格化
2024.07.29
中国地方有数の夏秋トマト産地である萩市むつみ地域と山口市阿東地域の「山口あぶトマト」の出荷が本格化しています。
7月12日には、萩市高佐の選果場で、生産者や萩市や山口市の行政機関、JA関係者ら約50人が参加し、出発式を開きました。当日は2000ケース(1ケース4㌔)、8㌧を県内や福岡の市場などに出荷しました。
昨年、広域拠点施設として高感度、高解像度カメラを装備した選果場を整備しました。品質や規格を揃え、長期安定出荷、ブランド力の向上に努めます。
山口あぶトマト部会は、56人が8.4㌶で「桃太郎」「麗夏」「麗月」を栽培しています。同地域は標高300から500㍍で、夏でも比較的冷涼な気候条件です。長年堆肥等有機物を投入するなど土壌改良に努め、部会員全員が減化学肥料、減化学農薬栽培に取り組んでいます。
同部会の倉増隆資部会長は「甘くておいしい「桃太郎」、酸味のある「麗夏」「麗月」と色々な味を楽しんでいただきたい。長期間の出荷となるが最後まで安全、安心なトマトを届けたい」と意欲を見せました。11月末まで1050㌧を出荷し、3億円の販売を目指します。

山口あぶトマトを選果する作業員
