2025年産「生産の目安」決まる
2025.01.10
山口県地域農業戦略推進協議会は12月25日、山口市のJAビルで総会を開き、2025年産主食用米の「生産の目安」を決めました。県全体の「生産の目安」は24年度に比べ1670トン増の8万5170トンとし、面積換算は331ヘクタール増の1万6895ヘクタールとなった。併せて、非主食用米、大豆・麦の需要情報も示されました。
同協議会の平岡武会長は「山口県では、主食用米の生産の目安を達成しない状況が、長年続いている状況であり、米の需給が引き締まっている今こそ、生産を拡大し水田をフル活用する体制を作り上げることが、本県農業の発展と県民生活の安定・安心につながるものと考えている」とあいさつしました。
産地交付金の活用方針についても審議され、水田収益力強化ビジョンに基づく、地域の特色ある品目の産地づくりに向けた方針が示されました。具体的には、加工用米の複数年契約の定着や麦・大豆の収量、品質の向上への支援、タマネギなどの園芸品目の振興を図ることが合意されました。