食農教育

下関統括本部

食農教育とは?

画像:食農教育イメージ

現在、「食」の外部化・簡素化・多様化が進み、食をめぐる環境は急激に変化してきています。 しかし、利便性を追求するあまり、脂質の過剰摂取、野菜不足など、食生活にバランスを欠き特に子どもたちの食生活が乱れ、生活習慣病や肥満の増加・低年齢化が顕著になっています。 こうした状況を背景に、JA下関統括本部では、食に関する様々な体験活動を通じて「食」に関する知識と「食」を選択する力を習得し、健全な食生活を実践できる人間をはぐくむ「食農教育」への取り組みを行っています。

食農教育概要

JAの食農教育は、食と農と地域と自然環境の関わりを重視し、農産物がいのちを育み、成長していく過程を大切にしながら、食の大切さ、食を支える農の役割、 自らの暮しと社会の営みとの関わり、地域の食文化、いのちと健康等、 こうした取り組みを通じて、食と農、地域とJAを結び、食と健康、農のあり方を変革していくことを目指します。
「食農教育」の取り組みは、生産のプロセスを体験し、生産者の苦労と喜びにふれ、毎日の「食」と「農」のつながりの実感を促し、「食」への想像力を養う教育です。

食農教育補助教材紹介

こども向け教材『ちゃぐりん』

画像:ちゃぐりんのイメージ

JA下関統括本部では農業体験等を通じて農業農村のもつ良さや食物の大切さを、多くの方に特にこれからの地域を担う児童の皆さんに理解していただけるよう「食農教育」活動を行っております。
この活動の一環としまして、平成20年よりJAグループの子ども雑誌『ちゃぐりん』を、農業の学習・総合学習の際の教材の ひとつとして役立てていただくことを目的として、 市内の小学校53校に無償で寄贈させて いただいております。

『ちゃぐりん』とは?

いま、社会的にいちばん重要なテーマである「子どもの問題」に真正面から取り組み、 「いのち・自然・食べ物・農業の大切さ」を強く訴えるとともに、地域や「次世代対策」に貢献する子ども雑誌です。
『ちゃぐりん』は内容的に子どもたちに薦める価値のある雑誌として、平成6年から(社)日本PTA全国協議会の推薦を受けいます。全国各地の小学校や公民館でも読まれ始めています。 

食農教育活動紹介

吉田小学校

画像:吉田小学校(筍掘り)
吉田小学校では、ふれあい筍掘り、地元野菜のナスの定植、お米作りを行います。稲の収穫後は餅つき大会を行い、あん餅を作ってみんなで美味しく頂きます。

王喜小学校

画像:王喜小学校(稲刈り)
王喜小学校では、アスパラ・筍の収穫体験を行い、学校内の畑と圃場で芋と稲を栽培します。12月にはしめ縄作りと、収穫したお米を使っておにぎりと豚汁を作り、食事会を行います。

小月小学校

画像:小月小学校(オクラ圃場)
小月小学校では、3年生が校庭の花壇にオクラの苗を植え、オクラ部会長さんの畑を見学し、学校給食でオクラをみんなで味わいます。また、2年生はサツマイモの植え方を営農指導員に教わりながら、校庭の花壇に植えます。

清末小学校

画像:清末小学校(田植え)
清末小学校では、JAの組織の代表者の方々に手伝ってもらい、もち米の栽培を通じて自然と触れ合い、農業の大切さと厳しさを学びます。営農指導員に教わりながら、田植えや稲刈りを行い、12月にはついた餅を地区内の一人住まいのお年寄りに配ります。

王司小学校

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王司小学校では、3年生がカボチャの苗の定植、花の受粉、収穫、料理を行います。食農活動の締めくくりとなるカボチャの料理教室は、女性部のみなさんが「スープ」「コロッケ」「ピザ」などの作り方を手取り足取り教え、出来上がった料理をみんなで味わいます。

長府小学校

画像:長府小学校(サツマイモ植え付け)
長府小学校では、地域の方々の力を借りて畑に作り替えた花壇を使って、3年生がサツマイモの栽培を行います。6月に苗を植え付け、10月に芋掘りを行います。

豊浦小学校

画像:豊浦小学校(サツマイモ植え付け)
豊浦小学校では、校内の一角と花壇を使用して、4年生がサツマイモの栽培を行います。6月に苗を植え付け、10月に芋掘りを行います。

内日小学校

画像:内日小学校(田植え)
内日小学校では、先生、女性部、地元農家の方々の協力をいただき、全校生徒がもち米の栽培を体験します。春には苗を昔ながらの稲作方式で手植えし、夏には勉強会と圃場見学、秋には稲刈りとはぜ掛けを行います。12月にはみんなで餅つきを行った後、きな粉もちとしょうゆもちを作り、試食します。

勝山小学校

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勝山小学校では、5年生がお米作りを体験します。春は田植え、夏は勉強会、秋は稲の手刈りを体験し、コンバインを使っての刈り取りを見学します。近代的、伝統的な農法を経験し、主食のお米を食べることで、食料の大切さを学びます。

川中小学校・川中幼稚園

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川中小学校・川中幼稚園では、ジャガイモやサツマイモの栽培を行います。4月にはジャガイモ、5月にはサツマイモを植え付けし、作業前には営農指導員を講師として勉強会を行うことで、野菜についてしっかりと学ぶことができます。

吉見小学校

画像:吉見小学校(食農まつり)
吉見小学校では、もち米とサツマイモの定植・収穫を行います。12月には吉見食農まつりを行い、食農教育で児童が栽培したもち米やサツマイモを使った料理を振る舞い、地域の方々と収穫を祝います。

生野小学校

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生野小学校では、5年生が伝統野菜「武久カブ」の栽培を行います。プランターに培土と肥料を入れ、種をすじまきし、毎日の水やりを交代でやります。虫がついていないか小まめにお世話し、12月頃に収穫します。

角倉小学校

画像:角倉小学校(唐箕実演
角倉小学校では、5年生がバケツ稲栽培によるお米作りを体験します。土作りから始めて、苗植え、稲刈り、はぜかけ、脱穀、籾摺りまでを行います。2018年度は千歯扱き(せんばこき)で脱穀を行い、それを唐箕(とうみ)にかけるなど、昔の農具体験も行いました。

安岡小学校

画像:安岡小学校(稲の生育観察)
安岡小学校では、5年生が田植え、生育の観察、稲刈り、感謝祭を行います。お米の生育にかかわり、食べ物の大切さと、安岡地区の先人により作られた深坂のため池についてを学びます。

岡枝小学校

画像:⑮岡枝小学校(田植え)
岡枝小学校では、地域の様々な組織の方に参加いただき、農業体験を通じた子どもたちとのふれあい活動を展開します。農家の方の指導を受けながら稲刈りし、最後に地域の方と餅つきを楽しみ、収穫したお米を味わいます。

豊東小学校

画像:豊東小学校(稲刈り見学)
豊東小学校では、地域の様々な組織の方に参加いただき、農業体験を通じた子どもたちとのふれあい活動を展開します。稲刈りを見学し、食農教育試食会では女性部員から料理方法や食材について学びながら収穫したお米を味わいます。

楢崎小学校

画像:楢崎小学校(田植え)
楢崎小学校では、地域の様々な組織の方に参加いただき、農業体験を通じた子どもたちとのふれあい活動を展開します。農家の方の指導を受けながら稲刈りし、最後に地域の方と餅つきを楽しみ、収穫したお米を味わいます。

室津小学校

画像:室津小学校(サツマイモ定植)(かかし)
室津小学校では、お米とサツマイモを植え、それぞれの生育を観察します。9月には稲刈りをし、みんなで“かかし”を作ります。10月には芋掘りを行い、1月の収穫祭では地域の方においしい芋を食べてもらいます。

誠意小学校

画像:誠意小学校(ミカン収穫
誠意小学校では、学年ごとにいろいろな夏野菜を植えます。土作りから始め、生育の観察も勉強し、水をしっかりとやって、最後に収穫します。10月には1,2年生が芋掘りを行い、11月には3年生が黒井特産のミカンについて勉強し、収穫を体験します。

粟野小学校

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粟野小学校では、全校生徒が「美味しいそばを作ろう」をスローガンにそばの播種からそば打ち体験に挑戦します。女性部とJA職員が協力して指導し、ばら撒き、すじ蒔き、収穫⋯と栽培の一連の作業を総合的な体験学習として行います。

滝部小学校

画像:滝部小学校(はぜ掛け)
滝部小学校では、5,6年生がもち米の栽培を行います。一連の作業を通じ、自然を大切にする心や思いやり、農業の大切さ、食べ物のありがたさを学びます。12月には自分たちで作ったお餅を食べます。

神玉小学校

画像:神玉小学校(トマト)
神玉小学校は1,2年生がトマト・キュウリ・カボチャなどの夏野菜を植えます。友達との共同作業を通じて、野菜を育て、達成感を得ることの気持ちよさを学び、収穫した野菜を頂きます。

角島小学校

画像:角島小学校(稲の種まき)
角島小学校では、全校生徒がもち米作りを行います。5月に種籾をまき、6月に小学校上の田んぼにロープを使って田植えし、10月に稲刈りをします。12月にはふれあい交流会を開き、生徒たちに親と地域の方たちが加わり、収穫したもち米で餅つきを行います。

神田小学校

画像:神田小学校(稲刈り)
神田小学校はナス・ピーマン・トマト・キュウリ・カボチャ・サツマイモ・お米作りを行います。1,2年生が野菜を植え、夏に収穫し、1~4年生が植えた稲を5、6年生が刈り取ります。

阿川小学校

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阿川小学校では、夏野菜とサツマイモを作ります。夏野菜作りではそれぞれの学年に分かれていろいろな野菜を栽培し、サツマイモ作りは全校生徒がいっしょになって取り組みます。11月に芋掘りを行い、収穫したサツマイモは給食で使ったり、焼き芋にして食べます。

西市小学校

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西市小学校では、2年生が枝豆・キュウリ・ミニトマトの栽培、5年生はバケツ稲の栽培を体験し、できるまでの過程を学びます。また、全校生徒でサツマイモを植え付けし、11月に芋掘りを行います。

豊田下小学校

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豊田下小学校では、全校生徒が農園活動を行います。学園ごとに畝いっぱいに、キュウリ・トマト・ピーマン・枝豆・カボチャ・スイカ・メロン・トウモロコシなどたくさんの苗を植え、生長を観察記録し、野菜のことを勉強します。

豊田中小学校

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豊田中小学校では、3,4,6年生がもち米を種まきから田植え、稲刈りを体験し、お米を作る大変さを学びます。1、2年生はししとう・ピーマン・枝豆・ナス・スイカ・サツマイモの苗を植えつけます。9月にはダイコンなどの冬野菜を植え、収穫したものは鍋に入れて味わいます。

川棚小学校

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川棚小学校では、2年生がミニトマト、サツマイモの栽培を行い、サツマイモは11月に収穫します。「食」と「農」について学ぶことを目的に、活動を通じて命を育てることの大変さを学びます。

小串小学校

小串小学校
小串小学校では、地元の農家の方の指導を受けながら稲作を体験します。校庭で苗箱に種をまき、苗を育てて学校近くの水田で手植えします。1、2年生は幼稚園児といっしょにサツマイモの苗を植えます。

宇賀小学校

宇賀小学校(収穫)
宇賀小学校では、野菜とサツマイモを栽培し、サツマイモの定植は保育園児といっしょに行います。活動を通じて地域の方や園児と収穫の喜びを味わうと共に、ふれあいを通じてコミュニケーション能力や園児を慈しむ心を養います。