食農教育
周南統括本部
「食と農」を基軸とした体験学習を通じ、「食」と「農」への関心を高め、「食の大切さ」「食を支える農の役割」「いのちと健康の尊さ」への理解を広げ、食・農・地域のかけ橋となることを目指し活動を行っています。
地域の子どもたちや住民の方を対象にした、タマネギの収穫体験を地元の農事組合法人のご協力をいただき行っております。また、周南市内の幼稚園では、バケツ稲の取組みを2014年から行い、稲の成長、そして収穫の喜びを体験しています。
イベントの様子
秋に親子でサツマイモ収穫体験
総務管理部は10月に、下松市のJA農業体験農園で、ちびっこ倶楽部を対象に「さつまいも収穫体験」を2部に分けて行い、合せて親子140人が参加しました。自分の顔位の大きさのサツマイモを掘り当てた子供もあり、あちこちで歓声があがりました。参加した子供たちは、「深い所に沢山のイモがあって掘るのが大変だった」「イモがいっぱい採れたので良かった。楽しかったのでまた参加したい」と笑顔で話しました。
ちびっこ倶楽部は0歳から12歳までを対象に「食」と「農」を通じて「食の大切さを知ってもらう」活動に取り組んでいます。親子で農業と食について興味を持ちながら、地域農業を応援していただけると幸いです。
夏休み大自然のなかで、工作と料理を満喫
ちびっこ倶楽部は8月、周南市須々万のふれあいの森なんでも工房で、「親子で工作&料理体験」を開ました。参加した親子85人はボランティアの指導で、竹とんぼや本立て、木の実の工作を楽しみました。お昼に女性部食農リーダーや職員と一緒に、地元産のコシヒカリを使ったおにぎり、ホットドッグなどを作って交流しました。
参加した母親は「親子で工作と料理を満喫でき、夏休みの素敵な思い出になった」と笑顔で話しました。コロナ禍を経て4年ぶりのイベント開催となりました。食農体験を通じ、食べ物や農業、自然の恵みについて学ぶ活動になりました。
イベントの様子
ちびっこ倶楽部、家庭でのバケツ稲作りを表彰♪
周南統括本部は11月下旬に下松市の同JA「来んさいさろん」で、ちびっこ倶楽部「バケツ稲づくり」の表彰式を開きました。表彰式では周南統括本部副本部長の野間淳さんが、「バケツ稲づくりを通じ、食や農に親しみを感じて頂ければ幸いです」と挨拶し、表彰状と記念品を贈呈しました。 賞は「バケツイネクエスト」と題し12作品が表彰され、子供たちは、「うれしい」、「頑張ってよかった」と喜びました。周南市から小学生の娘2人と参加した渡邉秀行さんは、「親子でお米を育てる喜びや苦労を体験できた」と笑顔で話しました。- 受賞の喜びを笑顔で話す小学生
- 受賞した笑顔のこどもたち
イベントの様子
大河内幼稚園でバケツ稲づくり
JA山口県熊毛支所は6月23日、周南市の大河内幼稚園で年長園児にバケツ稲づくりを指導しました。支所が地域と取り組む食農教育活動の一環で、2014年から幼稚園の要望を受け支援を続けています。園児40人が2人一組で、職員や営農指導員、女性部員の指導でバケツに土と水、肥料を入れ土作りから始めました。土の表面を平らにして、みんなでヒノヒカリの苗を一生懸命に植えました。 同園長の林貴美子さんは、「食育の一環としてお米づくりを学ぶことで、体と心の成長を通じ、食べ物の大切さを理解してほしい」と期待を話しました。同JA熊毛支所長の武居英昭さんは「園児たちの笑顔が印象的でした。バケツ稲づくりで農業を身近に感じ、楽しみながら育ててほしい」と笑顔で話しました。- 土に触れながら一生懸命に苗を植える園児ら
- バケツ稲づくりに励んだ園児と職員ら
江口幼稚園でバケツ稲づくり
下松市の江口幼稚園は5月25日、園内の広場でバケツ稲の植え付け体験をしました。地域農家とJA山口県下松支所、周南中部営農センターが栽培から収穫、脱穀など一連の米作り体験を支援し食農教育活動を応援するもので、今年6年目を迎えます。 バケツを2列に並べ、農家や営農指導員から説明を受けながら、年長園児23人がバケツ稲づくりに初めて挑戦しました。両手で土をかき混ぜ、苗を1株ずつ丁寧に植えました。同園長の福田徳子さんは、「今育てているピーマンやトマトと一緒に園児と職員みんなで栽培管理し、貴重な食育の場として大切に大きく育てたい」と笑顔で話しました。秋には児童とかかしを作り、豊作を祈願するといいます。支援した同JA下松支所長の中田典保さんは「土と苗に触れ色んなことを学びながら、共に大きく健やかに育ってほしい」と話しました。- 一生懸命に苗を植える園児ら
イベントの様子
下松市立豊井小学校で地域と米づくり
下松市立豊井小学校の5・6年生児童は、4月から地域と「中庭田米作り」と題し、校内の中庭の田で米作りに取り組んでいます。JAが営農指導を通じて、食農教育の場として活動を支援します。 4月中旬に活動の協議と田おこしを行い、5月11日に5・6年生児童15人が、田植えに挑戦しました。久保田智子校長は「地域の人の支援があり、田植えが出来たことに感謝を忘れず、これから苗の生育をしっかり観察しながらみんなで育てましょう!」と児童にエールを贈りました。- 教わりながら田おこし
- 一生懸命に田植えする児童
イベントの様子
明照幼稚園の園児が、地域とサツマイモ収穫
熊毛支所は11月18日に、支所駐車場側の農園で、明照幼稚園の園児を招きサツマイモを収穫しました。地元生産者、女性部、職員が地域一体で取り組む食農教育で、6年目となります。 参加した園児21人が、地元生産者ら13人から支援を受けながら、移植ごてを使い一生懸命にサツマイモを掘り出しました。園児から「大きなお芋さん、いっぱいとれたよ!」と元気な声が上がり、支援した生産者や女性部員は満面の笑みを浮かべていました。コロナ対策として春先から一緒に定植が出来なかった分、収穫を楽しみにしてきました。 同幼稚園副園長の伊東順子さん(73)は「園内菜園でも、園児がトマト、キュウリなど水やりしながら栽培をしていますが、地域の皆さんとの芋掘りは格別です。お弁当で、今日採れたお芋を美味しそうに食べる園児の笑顔が目に浮かびます」と話しました。支援を続ける地元生産者の小松昭人さん(75)は、「芋掘りで見る園児の笑顔が、何よりの農業の原動力になる。今後も交流を続けたい」と笑顔で話しました。- 力を合わせて♪お芋掘り
- 大きな芋を手に、笑顔の園児
周南市立三丘小学校の児童が、農事組合法人とサツマイモ収穫
周南市立三丘小学校の1・2年生の児童15人が、11月10日に周南市小松原で、地元の農事組合法人「下郷農業構造改善組合(藤井猛組合長)」の圃場でサツマイモの収穫をしました。同法人が植え付けから支援し、地域の交流を通じ子供たちに農業と食事の繋がりを感じてもらう取り組みで、約20年前から続けています。サツマイモ(鳴門金時)は6月に児童が生産者と一緒に150本植え付けました。 約20㍍3畝の圃場で生産者や教職員の支援を受けながら、参加した児童は移植ごてを器用に使い、ペットボトル500㍉㍑程の大きなサツマイモを一生懸命に掘り出しました。児童は「芋掘り大変だけど、楽しいね、面白いね」と、採れたサツマイモを手に満面の笑みを浮かべていました。 同校で教務主任を務める堀田恵美さん(50)は、「地元の生産者が一緒になって児童の成長を支援していただき、大変感謝しています。芋掘りを通じて、楽しく貴重な学びとなりました」と話しました。同校では1年生児童が朝顔を育てており、芋掘りした際のサツマイモのツルを活用してフラワーリースを作ります。教わりながら一生懸命に芋掘りする児童
周南市立和田小学校で、老人会とサツマイモ収穫
周南市立和田小学校の1・2年生を中心に12人が、11月6日に同校側の圃場で、周南市老人クラブ連合会新南陽支部56人とサツマイモの収穫をしました。老人クラブ部員と小学校児童らの交流を目的としており、3年前から取り組んでいます。サツマイモ(鳴門金時)は6月中旬に、JA営農指導員と同クラブが植えたものです。 周南西部営農センターの長沼和俊営農指導員を講師に、児童は部員から支援を受けながら、楽しく芋掘りをしました。「一杯掘ったよ。味噌汁か芋の天ぷらがいいね」と喜んでいました。 部員らは児童との収穫を心待ちにしていたといいます。久野忠央同支部長(78)は「地元の農産物で健やかに大きく育ってほしい。地域のきずなとして続けていきたい」と笑顔で話しました。 同校の田口眞一校長(55)は、「自然の中で土に触れ、農業への理解や収穫の喜びを感じる貴重な体験ができ、支援して下さる老人クラブの皆さんに大変感謝しています」と話しました。この日収穫したサツマイモの一部は、地域の福祉施設へ寄贈されました。老人会の部員と楽しく芋掘りする児童