山口県の農業

特産「岩国れんこん」一筋/村本康則さん

2018/09/25

岩国市は中国地方最大で全国有数のレンコン産地です。9月下旬から「岩国れんこん」の出荷が本格的に始まりました。「岩国れんこん」は、JA岩国市とJA山口東の管内で、生産者約200人が200㌶で栽培しています。主な栽培品種である「白花種」は、粘りがあっておいしいと高い評価を得ており、岩国市地方卸売市場をはじめとした県内市場や広島市場を中心に出荷するほか、贈答用としての需要も高く、宅配も盛んに行われています。

岩国れんこん生産出荷組合の組合長を務める村本康則さん(56)は、2010年にレンコン農家として就農しました。就農前は、県の普及指導員として勤務。実家のレンコン生産を手伝いながら、農業の技術職として幅広い知識を磨いてきました。

現在、村本さんは岩国市尾津地区の蓮田5㌶でレンコンを生産しています。収穫では、泥の中から顔を出す芽の向きを頼りに、レンコンがどの方向に伸びているかを見分け、傷つけないよう手で掘り出していきます。肥沃な干拓地で温暖な気候の中、錦川からパイプラインで引っ張ってくる清流水で栽培できるなど、恵まれた環境の中でレンコンを生産できていると村本さんは話します。

レンコンなど野菜の栽培指導を担当するJA岩国市経済部の吉岡亜美営農指導員は、「実家がレンコン農家なので、小さい頃から身近にあった岩国れんこんへの思い入れは人一倍強いんです。食物繊維が多く美容にも良いので、特に女性にオススメしたいです」と笑顔で話します。同JAは、地元の小学生や米軍岩国基地の関係者家族らを対象としたレンコンの掘り取り体験などのPR活動を展開しています。村本さんは、「レンコンは収益性が高く、とてもやりがいがあります。今後も規模拡大を視野に、これまで以上に頑張っていきたいですね」と意気込みます。

この内容は、JAグループ山口ホームページ「食に関わる人々」から転載したものです。※掲載内容は取材当時のものです。

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