山口県の農業

柑橘

画像:ゆめほっぺ

山口県オリジナル品種である「せとみ」は、山口県農林総合技術センター(旧大島柑きつ試験場)で「清見」と山口県原産の「吉浦ポンカン」を交配育成し、平成16年3月に品種登録されました。また、「せとみ」の中でも一定の果実品質基準を満たしたものを「ゆめほっぺ」として販売しており、平成16年12月に商標登録しました。  「ゆめほっぺ」という名称は、「せとみ」にみかんの新しい夢を託すと共に、甘くて頬が落ちそうなほど美味しいと言う意味が込められています。

品質

「ゆめほっぺ」の果実の大きさは180~200gと温州みかんの倍近く、他の品種よりも糖度基準が高く甘いのが自慢です。食感はプチプチとはじけるような弾力が楽しめるほか、簡単に皮がむけて柔らかな中袋ごと食べられる手軽さも魅力です。

生産・販売

画像:販売風景

「せとみ」の栽培は県内各地で栽培されており「ゆめほっぺ」として販売しているのはJA山口県の選果場において、内部糖度酸度センサー付きの選果機により選別されたものです。  糖度13.5度以上、酸度1.35以下の果実のものだけを「ゆめほっぺ」として販売しています。 2月上・中旬に収穫し約1カ月の貯蔵期間後、3月上旬から4月中旬にかけて出荷されます。