山口県の農業

食の安全・安心対策について

生産履歴記帳運動・残留農薬検査・GAPへの取り組み

  • 食の安全・安心の消費者ニーズの高まりに対応した生産指導を継続的に実施していくために、安全・安心な農産物づくり規程等に基づく生産部会(部会組織、直売所出荷者組織等)との生産基準の設定・協定の締結等の統一を進め、生産履歴記帳運動(防除日誌、栽培日誌等の取りまとめ等)の強化を図ります。
  • また、「一般社団法人 やまぐち食の安心・安全研究センター」と連携し、残留農薬検査等を継続していくとともに、新たにJGAPへの取り組みを拡大し、JA山口県として統一的な対応がとれるよう調整を進めてまいります。

食の安心・安全対策推進体制図【将来構想】

画像:将来構想の推進体制ツリー

「GAP」でより良い農業経営を!

GAP(Good Agricultural Practice)とは、
農産物(食品)の安全を確保し、より良い農業経営を実現する

  • 農産物の生産で最も重要なことは、食品としての安全を確保することです。
  • 食品安全だけでなく、環境保全、労働安全、人権保護、農場経営管理に関する取組を行うことで、持続可能な農業生産につながります。
  • GAPは、これらの取組状況を記録簿や掲示物によって確認・表示しながら、農業活動を改善することで、より良い農業経営を実現する取組です。

まずは農業生産のレベルアップ!!

ステップ1:基本の整理整頓から!

みなさんがこれまでにも取り組んできた整理整頓や、生産履歴の記帳が基本です。

画像:整理整頓

写真提供:(一財)日本GAP協会

ステップ2:農場内を点検し、問題点を改善!

農業生産の中で問題点を見つけたら、①必要な対策を考え、②それを実行し、③その内容を記録・点検し、④継続的に改善をしていきましょう!

食品安全
<日頃の取組>
異物混入の防止、農薬の適正使用と保管

画像:防止例

包装資材のそばに灯油など汚染の原因となるものを置かない

ほかにも
来訪者への衛生支持など

環境保全
<日頃の取組>
適切な堆肥、土壌侵食の防止、廃棄物の適正処理・利用

画像:適正処理例

農薬空容器などは分別して処分

ほかにも
水の使用量把握と節水対策

労働安全
<日頃の取組>
機械・設備の点検・整備、作業安全用の保護具の着用

画像:掲示例

危険箇所の掲示をする

ほかにも
事故防止の作業手順書作成など

人権保護

家族経営協定の締結、技能実習生の作業条件遵守など

農場経営管理

責任者の配置、教育訓練の実施、内部点検の実施など

その他

商品回収テストの実施、資材仕入先の評価など

農産物残留農薬自主検査